機雷がなんだ! 全速前進!

SEというかプログラマというか、日々のエンジニア生活の中で体験したことなどを中心に書きためていくことにする。

*[本]業務システムクラウド移行の定石

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業務システムクラウド移行の定石

オンプレからクラウドへシステム移行する際の手順がステップごとに分かりやすく記載してある。経験値が少ない人、ある程度経験はあるが進め方や観点の漏れ抜けがないか気になる人にとって良い本だと思う。教科書的な内容になってて、技術的な深さはあまりなく泥臭い話(具体的な事例)とかは出てこない。

 

クラウド移行の全体手順は下記の5ステップに分けて説明されている。(※大項目)

  • Step1:企画フェーズ

 クラウドとは何かを理解したうえで、クラウド移行の目的を明らかにし、目標を設定し合意を取る。さらに、その後の進め方や体制を計画し、承認を得る

  • Step2:戦略・分析フェーズ

 現状のインフラやシステムの状況を把握するとともに、クラウドに要求される事項などを明確にする。移行の対象候補システムや移行の順番付けの考え方などを明らかにする

  • Step3:PoC(実証実験)フェーズ

 詳細な設計作業や標準化作業にはいる前に、実際にサービスを利用しながら、プラットフォームに関する懸念点などを検証する

  • Step4:設計・移行フェーズ

 ここまでの内容を踏まえ、システムごとに設計や移行を行う。必要に応じて、標準化や共通化も推進する

  • Step5:運用・改善フェーズ

 運用を開始する。運用を通じて得た知見に基づき、戦略を見直したり設計内容を改善したりする

 

また、移行プロジェクトを進めるにあたり、主導権を社内の情シスがCoEを組織して担当することの重要性についても言及している。これは 前回記事 にも通じるものがある。(丸投げは空洞化を招くのでアンチパターンという文脈のやつ)

 

最終章(5.5章)の、某ITコンサルタントの次のセリフが印象的でした。

「実はこの考え方は、クラウド移行だけに当てはまるものではありません。新規ビジネスの立ち上げや新しいシステムの構築など、変化する環境の中で早く成果を出す必要のある領域全てに適用できます」

アジャイルコーチ Ryutaro YOSHIBA (@ryuzee) | Twitter さんらしいですね(笑)

 

books.rakuten.co.jp

*[本]百年アーキテクチャ~持続可能な情報システムの条件~

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オージス総研の本 [百年アーキテクチャ]

10年近く前に書かれた本ですが、それほど古さを感じない内容でした。この本が本質を突いているということもあるんだろうけど、日本のIT活用や業界構造の課題がこの10年間それほど変わっていないってことなのかもしれない。アジャイル開発やレガシーオフショア(主に中国に対する)による失敗などについても言及されており、なかなか共感できる点も多かった。

 

この本で語られている「百年アーキテクチャ」のコンセプトは、ビジネス(業務)とそれを支える情報システム(IT)をモデルの形で整理しておき、ビジネスを変更した際に、遅れなく情報システムも変化修整(※「修正」でなく)できるようにする、というものだそうだ。

 

この本の全体を通じて、下記に示す4つのアーキテクチャ成熟度ステージ(MIT Sloan)を前提にして様々なことが語られており、このステージ間の移行には、技術、プロセス、そして何よりも社員の文化が深く影響するんだとか。各ステージに見合った戦略をとらないとうまくいかない、ってのは確かに。あまり体系的に考えたことなかったのでこの観点は参考になる。

  • ステージ1.Business Silos:個別IT(サイロ型システム)

 個々の利用部門のビジネスニーズやシステムへの要求を最大限満たすことに注力

  • ステージ2.Standardized Technology:標準化でコストダウン(IT標準化)

 技術の標準化や集中化を通じてITの効率化を追求

  • ステージ3.Optimized Core:企業全体視点(ビジネス最適化)

 企業のビジネスモデルに応じて、全社視点からのコア業務とコアデータの標準化を進める

  • ステージ4.Business Modularity:戦略視点(ビジネスモジュール化)

 疎結合状態でサービス化されたビジネスプロセスコンポーネントを再利用して、コア部分はグローバル標準を担保しつつローカルの自由度を許している

 

この本の中で紹介されているシステム・ダイナミックス(SD)モデルによるステージアップのシナリオでは、1つのステージに必要な期間を5年として、4つのステージを20年かけて上がっていくと説明されているのだが、これではいくらなんでも遅すぎるように思えた。ただ、百年アーキテクチャ、って言ってるので、本気で100年を前提にするなら、その1/5の20年をかけるってのは、妥当ってことなのか。ケース・バイ・ケースなんでしょうけど、この時間感覚にはちょっと共感できなかった。

 

ビジネスにおいて企業のIT戦略が重要な地位を占めるようになっていく(※現在は、もう既になっていると思うけど)ので、企業のIT部門(情シス?)も成長していく必要がある。というのは、ずっと言われていることですね。今後は、今以上にビジネスにスピートが求められてくるとなると、多重請負構造による丸投げ開発っていう伝家の宝刀は、今までみたいには使えなくなりますね。

 

下記の図は、この書籍(P.133)でも紹介されている情報サービス産業協会(JISA)が2009年5月に今後5~10年間の業界構造変化についてまとめたもの(つまり10年前の資料)です。既に10年が経過していますが、まだ展望のようにはなってないかもしれません。しかし、これからベンダが生き残っていくためには右側(展望)で飯食えるようになっていかないと淘汰されるんでしょうね。

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巷では、DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~(METI/経済産業省)とかって言われてますし、最近の採用の動向を見てみても、IT企業じゃない企業(製造業や量販店など)のIT部門強化と思われる中途採用の求人も非常に多いので「全ての企業が“IT企業”に」っていう時代になりつつあるのを感じます。

 

books.rakuten.co.jp

 

*[本]業務システム開発モダナイゼーションガイド~非効率な日本のSIを変革する実践的ベストプラクティス~

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タテワリの壁(組織、契約、こころ、etc.)によって同じゴールを共有できてないことに起因して発生する諸問題への対応手段についてざっくり書いてありますねという所感(あと、全編にわたりMSワードで記載されていたという驚きもある)

 

日本特有の(?)多重請負構造が前提の方法論なので、理想はあまり高くなく、モダナイゼーション(最新化でなく近代化)という意味では納得。現実的に今よりマシにしていくための方法論について書かれており、アバンギャルドな刺激を求めている人、劇的に何かを変えたいと思っている人、既にこれらに取組んでいる人にとっては物足りなさを感じるかも。

 

最後に、もはやSIerっていうコトバがすっかり定着しているけど、もともと「System Integrator」だからSIorだろって思ったけど、まあ別にそんなことどうでもいいか。

 

books.rakuten.co.jp

みんなが欲しているもの(こと)

確か新卒でIT業界へ入社して1年目のことだったと思う。

「最近は、皆なんでもITだと騒いでるが、皆ちょっと思い違いをしている。ITはあくまでも手段。日本のメインはモノづくりなんだから勘違いしたらいかん。皆がほしいのはモノなんだから、ITはモノづくりを支えとけばいいんだ」

自動車部品の工場長をやっていた親戚のおじさんからこんなことを言われた。

もう20年近く前のことで言葉尻ははっきりと覚えていないが、確かそんな内容だったと思う。

当時、就職したばかりでITに未来を感じて働きはじめていた自分としては、故郷に帰ってこんな風に言われて肩身が狭く感じたものだった。他の親戚にも「どんな仕事をしているのか?」と聞かれてコンピュータで動かすプログラムを設計して書いているとか言っても全然伝わらなかった。親戚は、トヨタ関係の製造業や医者や学校の先生などの職業の人達が多かったのだけれどITについてよく分からないし、興味もない感じだった。

 

当時はそんな理由で、親戚と仕事の話をするのが面倒で嫌だったんだけれど、今となっては、そんなことはどうでも良い。ただ当時「皆が欲しているもの」を考えた時、多くの人が「モノ」を欲しがっていると思っていたことだ。

 

まだ「ドリルを売るには穴を売れ」なんて本も出てなかったし、UX(ユーザ体験)なんて言葉も知らなかった。何より自分もモノ(車)が好きで、安く購入できるスポーツタイプの車(シルビアとかMR2)乗ってたな。

 

時が流れてもITが手段ということに変わりはないけれど、商売するために必要不可欠なものになっていった。この流れは長沢さんの資料「ビジネスとITの図」が分かりやすい。

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最近ではUX(ユーザ体験)っていう言葉は一般的に使われていて、ユーザが欲しているのは(当時から既に)モノではなかったんじゃないかなと思う。例えば「冷蔵庫」というモノがなくても、食品や飲み物を冷やせれば別に冷蔵庫なんて要らないし、見たい映像が見れれば「テレビ」だって要らない。

 

確かに、かつて圧倒的にモノ不足だった時代があった訳で、モノという分かりやすいモノサシをつかってモノを所有することで満足感を得ていた時代があったということも理解できる。だけど、本質的にモノはモノであって、結局何かの目的のために存在している訳なので、その目的を満たせればモノは無くたっていい(はず)。かつてスターバックス創業者ハワード・シュルツが「スターバックスはコーヒーを売っているのではない。体験を売っているのだ。」と言ったのはけっこう有名な話。確かにスタバのコーヒーはそんなに美味しいと思ったことない(個人の感想です)。あの(Macbook広げたり参考書開いたりするリア充)雰囲気を売ってるんだもんな。

 

これからDX(デジタルトランスフォーメーション)という名のもとに、ますますIT化が進むことになると思うけど、ITで飯を喰っている身としては、言われたものを淡々とつくっているだけでは死亡フラグが立つと思うので、今やっていること、今つくっているものがどんな体験や付加価値を提供できるのか?ということを考え抜いて行く必要があると思っている。

 

最後に、なんでこんなこと書いたかというと、当時は多くの人が当たり前だと思っていたことっていうのが、今では当たり前ではなくなっているにもかかわらず、残念ながらそれに囚われてしまっていることが多々あるように思う。ので自戒の意味で今年最初の記事を書いてみた。当時の親戚のおじさんから言われたことは、たぶん当時は半分は正解だったんだけど、残りの半分の本質的なところに長らく自分も気づけなかった(今も怪しいもんだ)。

 

そんな訳で、今年もよろしくお願いいたします。

2019年ふりかえり

今年は念願のJAWS-UGさいたま横浜)に何回か参加できた。

AWS Summit Tokyo 2019にも参加できたし、AWS-SAP(Solutions Architect Professional)も取得できたし、なんとAWS-re:Invent 2019シリコンバレー&ラスベガス)にも参加できた。

いろいろ問題もあったけど担当プロジェクトも何とかサービスインできた。

担当プロジェクトの追加機能開発では、顧客と一緒にスクラムで開発を進めることができてチームメンバがメキメキ成長している(※まだ仕掛中だけど)、、、

上記以外でも、Jenkins Days 2019へ参加してCloudBees川口さんと話せたし、それがキッカケでもともと興味があって触っていたJenkins Xも試せた。さらに、その流れでコンテナオーケストレーションツール(kubernetes)も触れた。

 

別に繋がると思ってなかったことが結果的にいろいろと繋がった年だったと思う。

 

今年も残すところあと6時間くらいになりましたが、来年は今年以上に繋がる年になったら良いな。そんな訳で、来年も精進します。

 

それでは、良いお年を

Jenkins Xを触ってみた(後編)

https://raw.githubusercontent.com/cdfoundation/artwork/master/jenkinsx/stacked/color/jenkinsx-stacked-color.png

CloudNativeなCI/CDパイプラインの本命 Jenkins X の「Serverless Jenkins X Pipelines with Tekton」を試してみました。

ちなみに前回記事はこちら(↓)

orinbou.hatenablog.com

※前回は Jenkins installation type「Static Jenkins Server and Jenkinsfiles」でした。

Using the Google Cloud Shell

今回は環境構築手順は下記の公式サイトを参考にしました。

https://github.com/jenkins-x/jx/releases/tag/v2.0.968

※よく見たらこのバージョン正式リリースじゃなくてプレスリリース版ですね。 ^^;

github.com

Google Cloud Platform(GCP)を準備

GCPダッシュボードから、新規プロジェクト(jenkins-x-demo-serverless)を作成します。

f:id:orinbou:20191109121151p:plain

プロジェクトを作成したら画面右上のCloud Shellボタンを押してWebコンソールを表示します。

f:id:orinbou:20191109121415p:plain

JenkinsXをインストールする

Google Cloud ShellのWebコンソールで下記コマンドを実行します。

$ curl -L https://github.com/jenkins-x/jx/releases/download/v2.0.968/jx-linux-amd64.tar.gz | tar xzv
$ sudo mv jx /usr/local/bin

バージョンを確認してみます。

$ jx version
NAME               VERSION
jx                 2.0.968
Kubernetes cluster v1.13.11-gke.9
kubectl            v1.13.11-dispatcher
helm client        Client: v2.14.1+g5270352
git                2.11.0
Operating System   Debian GNU/Linux 9.11 (stretch)

Google Cloud Shell は無料で利用できますが home ディレクトリ配下以外は永続化されないため注意してください(つまり本項でインストールした jx は永続化されません)

新規k8sクラスタを作成する

Google Cloud ShellのWebコンソールで下記コマンドを実行します。

$ jx create cluster gke --skip-login

Google Cloud Projectを選択します。

? Google Cloud Project:  [Use arrows to move, space to select, type to filter, ? for more help]
> jenkins-x-demo-serverless
  jenkins-x-demo-static

Google Cloud Zoneを選択します。

? Google Cloud Project: jenkins-x-demo-serverless
Updated property [core/project].
? No cluster name provided so using a generated one: mindtranslucent
? Defaulting to cluster type: Zonal
? Google Cloud Zone:  [Use arrows to move, space to select, type to filter, ? for more help]
  asia-east1-b
  asia-east1-c
  asia-east2-a
  asia-east2-b
  asia-east2-c
> asia-northeast1-a
  asia-northeast1-b
  asia-northeast1-c
  asia-northeast2-a
  asia-northeast2-b

Select Jenkins installation type(今回は【Serverless Jenkins X Pipelines with Tekton】)を選択します。(←★ココ重要!!)

? Google Cloud Project: jenkins-x-demo-serverless
Updated property [core/project].
? No cluster name provided so using a generated one: mindtranslucent
? Defaulting to cluster type: Zonal
? Google Cloud Zone: asia-northeast1-a
? Defaulting to machine type: n1-standard-2
? Defaulting to minimum number of nodes: 3
? Defaulting to maximum number of nodes: 5
? Defaulting use of preemptible VMs: No
? Defaulting access to Google Cloud Storage / Google Container Registry: Yes
? Defaulting enabling Cloud Build, Container Registry & Container Analysis API's: Yes
? Defaulting enabling Kaniko for building container images: No
Creating cluster...
WARNING: In November 2019, node auto-upgrade will be enabled by default for newly created clusters and node pools. To disable it, use the `--no-enable-autoupgrade`flag.
WARNING: Currently VPC-native is not the default mode during cluster creation. In the future, this will become the default mode and can be disabled using `--no-enable-ip-alias` flag. Use `--[no-]enable-ip-alias` flag to suppress this warning.
WARNING: Starting in 1.12, default node pools in new clusters will have their legacy Compute Engine instance metadata endpoints disabled by default. To create a cluster with legacy instance metadata endpoints disabled in the default node pool, run `clusters create` with the flag `--metadata disable-legacy-endpoints=true`.
WARNING: Your Pod address range (`--cluster-ipv4-cidr`) can accommodate at most 1008 node(s).
This will enable the autorepair feature for nodes. Please see https://cloud.google.com/kubernetes-engine/docs/node-auto-repair for more information on node autorepairs.
Creating cluster mindtranslucent in asia-northeast1-a...
...................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................done.
Created [https://container.googleapis.com/v1/projects/jenkins-x-demo-serverless/zones/asia-northeast1-a/clusters/mindtranslucent].
To inspect the contents of your cluster, go to: https://console.cloud.google.com/kubernetes/workload_/gcloud/asia-northeast1-a/mindtranslucent?project=jenkins-x-demo-serverless
kubeconfig entry generated for mindtranslucent.
NAME             LOCATION           MASTER_VERSION  MASTER_IP     MACHINE_TYPE   NODE_VERSION   NUM_NODES  STATUS
mindtranslucent  asia-northeast1-a  1.13.11-gke.9   34.84.28.226  n1-standard-2  1.13.11-gke.9  3          RUNNING
Initialising cluster ...

? Select Jenkins installation type:  [Use arrows to move, space to select, type to filter]
> Serverless Jenkins X Pipelines with Tekton
  Static Jenkins Server and Jenkinsfiles

Domainを設定(今回は未指定。空のままEnter続行)します。

WARNING: When using tekton, only kaniko is supported as a builder
Namespace jx created
Context "gke_jenkins-x-demo-serverless_asia-northeast1-a_mindtranslucent" modified.
Setting the docker registry organisation to jenkins-x-demo-serverless in the TeamSettings
Git configured for user: orinbou and email sarubobo.com@gmail.com
Helm installed and configured
? No existing ingress controller found in the kube-system namespace, installing one: Yes
Cloning the Jenkins X versions repo https://github.com/jenkins-x/jenkins-x-versions.git with ref refs/heads/master to /home/sarubobo_com/.jx/jenkins-x-versions
? A local Jenkins X versions repository already exists, pulling the latest: Yes

Note: this loadbalancer will fail to be provisioned if you have insufficient quotas, this can happen easily on a GKE free account.
To view quotas run: gcloud compute project-info describe
Waiting for external loadbalancer to be created and update the nginx-ingress-controller service in kube-system namespace
External loadbalancer created
Waiting to find the external host name of the ingress controller Service in namespace kube-system with name jxing-nginx-ingress-controller
You can now configure a wildcard DNS pointing to the new Load Balancer address 35.243.71.113
If you don't have a wildcard DNS setup then create a DNS (A) record and point it at: 35.243.71.113, then use the DNS domain in the next input...

If you do not have a custom domain setup yet, Ingress rules will be set for magic DNS nip.io.
Once you have a custom domain ready, you can update with the command jx upgrade ingress --cluster
? Domain [? for help] (35.243.71.113.nip.io) 

GitHubユーザ名を設定します。

nginx ingress controller installed and configured
? Default enabling long term logs storage: Yes
No bucket name provided for long term storage, creating a new one
The bucket gs://mindtranslucent-lts-4f47dae0-dd2e-4bec-bb2a-ca735ac8a949 does not exist so lets create it
Set up a Git username and API token to be able to perform CI/CD
Creating a local Git user for GitHub server
? GitHub username: orinbou

GitHub連携用Tokenを設定します。 コンソールに表示されたURLをクリックしてGitHubのToken取得ページを開いてToken作成して設定します。

To be able to create a repository on GitHub we need an API Token
Please click this URL and generate a token
https://github.com/settings/tokens/new?scopes=repo,read:user,read:org,user:email,write:repo_hook,delete_repo

Then COPY the token and enter it below:

? API Token: ****************************************
Select the CI/CD pipelines Git server and user
? Do you wish to use GitHub as the pipelines Git server: Yes
Creating a pipelines Git user for GitHub server
To be able to create a repository on GitHub we need an API Token
Please click this URL and generate a token
https://github.com/settings/tokens/new?scopes=repo,read:user,read:org,user:email,write:repo_hook,delete_repo

Then COPY the token and enter it below:

? API Token: ****************************************

その後、いろいろ聞かれましたが基本Yesで設定しました。

Setting the pipelines Git server https://github.com and user name orinbou.
? A local Jenkins X versions repository already exists, pulling the latest: Yes
Enumerating objects: 1440, done.
Total 1440 (delta 0), reused 0 (delta 0), pack-reused 1440
Configuring Kaniko service account mindtranslucent-ko for project jenkins-x-demo-serverless
Unable to find service account mindtranslucent-ko, checking if we have enough permission to create
Creating service account mindtranslucent-ko
Assigning role roles/storage.admin
Assigning role roles/storage.objectAdmin
Assigning role roles/storage.objectCreator
Downloading service account key
Setting up prow config into namespace jx
Installing tekton into namespace jx
? A local Jenkins X versions repository already exists, pulling the latest: Yes

WARNING: waiting for install to be ready, if this is the first time then it will take a while to download images
Jenkins X deployments ready in namespace jx
Configuring the TeamSettings for ImportMode YAML
Creating default staging and production environments
? Select the organization where you want to create the environment repository: orinbou
Using Git provider GitHub at https://github.com
? Using Git user name: orinbou
? Using organisation: orinbou
Creating repository orinbou/environment-mindtranslucent-staging
Creating Git repository orinbou/environment-mindtranslucent-staging
Pushed Git repository to https://github.com/orinbou/environment-mindtranslucent-staging

Creating staging Environment in namespace jx
Created environment staging
Namespace jx-staging created
Creating GitHub webhook for orinbou/environment-mindtranslucent-staging for url http://hook.jx.35.243.71.113.nip.io/hook
Using Git provider GitHub at https://github.com
? Using Git user name: orinbou
? Using organisation: orinbou
Creating repository orinbou/environment-mindtranslucent-production
Creating Git repository orinbou/environment-mindtranslucent-production
Pushed Git repository to https://github.com/orinbou/environment-mindtranslucent-production

Creating production Environment in namespace jx
Created environment production
Namespace jx-production created
Creating GitHub webhook for orinbou/environment-mindtranslucent-production for url http://hook.jx.35.243.71.113.nip.io/hook

Jenkins X installation completed successfully


        ********************************************************

             NOTE: Your admin password is: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

        ********************************************************


Your Kubernetes context is now set to the namespace: jx
To switch back to your original namespace use: jx namespace default
Or to use this context/namespace in just one terminal use: jx shell
For help on switching contexts see: https://jenkins-x.io/developing/kube-context/
To import existing projects into Jenkins:       jx import
To create a new Spring Boot microservice:       jx create spring -d web -d actuator
To create a new microservice from a quickstart: jx create quickstart
Fetching cluster endpoint and auth data.
kubeconfig entry generated for mindtranslucent.
Context "gke_jenkins-x-demo-serverless_asia-northeast1-a_mindtranslucent" modified.
NAME          HOSTS                                 ADDRESS         PORTS   AGE
chartmuseum   chartmuseum.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io   XXX.XXX.XXX.XXX   80      2m57s
deck          deck.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io          XXX.XXX.XXX.XXX   80      2m56s
hook          hook.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io          XXX.XXX.XXX.XXX   80      2m57s
nexus         nexus.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io         XXX.XXX.XXX.XXX   80      2m57s
tide          tide.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io          XXX.XXX.XXX.XXX   80      2m57s

セットアップ完了したJenkinsX環境

GKEクラスタ画面でクラスタを確認できます。 f:id:orinbou:20191109124648p:plain

GKEワークロード画面でワークロードを確認できます。 f:id:orinbou:20191109124803p:plain

作成したクラスタは、マシンタイプ【n1-standard-2(vCPU x 2、メモリ 7.5 GB)】の3つのVMインスタンスで構成されていますね。

f:id:orinbou:20191109125247p:plain

セットアップが完了した環境へは下記のようなURLでWebブラウザからアクセスできます。

名前 URL
chartmuseum http://chartmuseum.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io/
deck http://deck.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io/
hook http://hook.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io/
nexus http://nexus.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io/
tide http://tide.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io/

※ID/PWは、セットアップ時に表示されたもの(admin/XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX)を使用します。

また、GitHubに新規リポジトリが作成されていることが確認できます。

新規プロジェクトを作成する(quickstart:spring boot)

Google Cloud ShellのWebコンソールで下記コマンドを実行します。
今回アプリ名(GitHubリポジトリ名)を「environment-mindtranslucent-serverless」としました。

jx create quickstart
? A local Jenkins X versions repository already exists, pulling the latest: Yes
? select the quickstart you wish to create spring-boot-http-gradle
Using Git provider GitHub at https://github.com
? Do you wish to use orinbou as the Git user name? Yes
? Who should be the owner of the repository? orinbou
? Enter the new repository name:  environment-mindtranslucent-serverless
Creating repository orinbou/environment-mindtranslucent-serverless
Generated quickstart at /home/sarubobo_com/environment-mindtranslucent-serverless
### NO charts folder /home/sarubobo_com/environment-mindtranslucent-serverless/charts/spring-boot-http-gradle
Created project at /home/sarubobo_com/environment-mindtranslucent-serverless
The directory /home/sarubobo_com/environment-mindtranslucent-serverless is not yet using git
? Would you like to initialise git now? Yes
? Commit message:  Initial import

Git repository created
selected pack: /home/sarubobo_com/.jx/draft/packs/github.com/jenkins-x-buildpacks/jenkins-x-kubernetes/packs/gradle
replacing placeholders in directory /home/sarubobo_com/environment-mindtranslucent-serverless
app name: environment-mindtranslucent-serverless, git server: github.com, org: orinbou, Docker registry org: jenkins-x-demo-serverless
skipping directory "/home/sarubobo_com/environment-mindtranslucent-serverless/.git"
Pushed Git repository to https://github.com/orinbou/environment-mindtranslucent-serverless
Creating GitHub webhook for orinbou/environment-mindtranslucent-serverless for url http://hook.jx.35.243.71.113.nip.io/hook

Watch pipeline activity via:    jx get activity -f environment-mindtranslucent-serverless -w
Browse the pipeline log via:    jx get build logs orinbou/environment-mindtranslucent-serverless/master
You can list the pipelines via: jx get pipelines
When the pipeline is complete:  jx get applications

For more help on available commands see: https://jenkins-x.io/developing/browsing/

Note that your first pipeline may take a few minutes to start while the necessary images get downloaded!

GitHubに新規リポジトリが作成されていることが確認できます。
https://github.com/orinbou/environment-mindtranslucent-serverless

上記リポジトリをローカルPCに clone して、masterブランチへpushもしくはpull requestによるマージが発生するとWebhookイベントにより自動的にGCP環境のJenkinsでビルドされデプロイまで自動的に実行されます。自動ビルド&デプロイはデフォルトでmasterブランチに対してのアクションのみです。前回のJenkins installation type「Static Jenkins Server and Jenkinsfiles」と同様に、masterブランチへpull requestを出した際、pull requestの動作確認用のワークロード(例:jx-orinbou-environment-mindtranslucent-serverless-pr-2)が起動しているため、ソースコードのレビューと一緒に動くアプリの確認もできます。

GitHubのPull-request画面 f:id:orinbou:20191109131650p:plain

Pull-request動作確認用アプリ画面 f:id:orinbou:20191109132958p:plain

PR動作確認用アプリのワークロードの様子 f:id:orinbou:20191109131448p:plain

また、前回のJenkins installation type「Static Jenkins Server and Jenkinsfiles」では、pull requestをmasterへマージして動作確認用のGCPワークロードが不要になっても自動で削除してくれなかったのですが、今回のJenkins installation type「Serverless Jenkins X Pipelines with Tekton」では、しっかり削除までやってくれました。

ビルドの履歴はProw Status画面(deck.jx.XXX.XXX.XXX.XXX.nip.io)で確認できます。

f:id:orinbou:20191109132352p:plain

さらに、下記URLで記載されているように

GitHubのPull-request画面などから、GitOpsによる操作(【例】テスト:/test、アサイン:/assign @orinbou)が可能です。

素晴らしい!イケてますね。これは本格的に使ってみたいですね。

ちなみにGitHubの画面から可能な操作の一覧は こちら です。

Jenkins X 構成要素(気になったもの)

今回試してみて気になった構成要素は下記のものになります。
また詳しく調べてみたいと思います。

Tekton Pipelines
https://tekton.dev/img/logos/tekton-horizontal-color.png

test-infra/prow at master · kubernetes/test-infra · GitHub
https://github.com/kubernetes/test-infra/raw/master/prow/logo_horizontal_solid.png

さいごに

この記事を書くのに10月に開催された Jenkins Day Japan 2019 へ参加して得られた情報とモチベーションに(あと身内からのプレッシャーにもw)助けられました。通常のJenkinsを自動車、そして、クラウドネイティブなJenkins Xを鉄道に例えて分かりやすく説明してくれた川口耕介さんをはじめイベントのスピーカーの皆様、どうもありがとうございました。

https://cloudbees.techmatrix.jp/wp-content/uploads/2019/08/JenkinsDay2019_top_br.png cloudbees.techmatrix.jp

あと、Jenkins X のイメキャラ(おじさんからロボットへ)正式に変わったんですかね?w

おまけ

今回はGCPでJenkins Xをつかってk8sクラスタ(×2:jenkins-x-demo-static、jenkins-x-demo-serverless)を約2日間動かした料金は下記のとおりでした。

f:id:orinbou:20191109143135p:plain

結構お高いので、不用意にクラスタを動かしっぱなしにしてしまわないよう十分ご注意を!!

参考

Ionic4ハンズオン資料を公開します

内部で開催したIonic4ハンズオン資料を公開します。

本ハンズオン資料では大きく下記の内容を実施します。

  • WordPressのWebAPIと連携した簡単なアプリの実装(Web+PWAアプリ)
  • Nativeアプリのビルド、配布、Native機能の連携(Nativeアプリ)

こんな感じ(↓)のサンプルアプリをサクッと作成できます。

f:id:orinbou:20190926090602p:plain f:id:orinbou:20190926090643p:plain

ハンズオン手順

ハンズオン手順は下記GithubリポジトリのREADME.mdを参照してください。 github.com

実装するアプリ

ハンズオンで実装するアプリは下記GithubリポジトリのREADME.mdを参照してください。 github.com

Webアプリ

PWAアプリ

Nativeアプリ

※補足

利用している外部サービス

本ハンズオン資料では下記のサービスを使用しています。

元ネタについて

上記のハンズオン資料は @rdlabo さんの下記の著書を参考に作成しています。
またWordPressAPIも利用させていただきました。本当に感謝です!

books.rakuten.co.jp

※もうすくIonic4 バージョンが出る(COMING SOON!)ようです。