タテワリの壁(組織、契約、こころ、etc.)によって同じゴールを共有できてないことに起因して発生する諸問題への対応手段についてざっくり書いてありますねという所感(あと、全編にわたりMSワードで記載されていたという驚きもある)
日本特有の(?)多重請負構造が前提の方法論なので、理想はあまり高くなく、モダナイゼーション(最新化でなく近代化)という意味では納得。現実的に今よりマシにしていくための方法論について書かれており、アバンギャルドな刺激を求めている人、劇的に何かを変えたいと思っている人、既にこれらに取組んでいる人にとっては物足りなさを感じるかも。
最後に、もはやSIerっていうコトバがすっかり定着しているけど、もともと「System Integrator」だからSIorだろって思ったけど、まあ別にそんなことどうでもいいか。