2014年始動の会 アジャイルサムライ横浜道場 「ざっくりわかるアジャイル開発」 - アジャイルサムライ読書会 横浜道場 | Doorkeeper へ参加してきました。昨年読書会がひと回りし、心機一転シーズン2がついに始まりました。
今回は第1章「ざっくりわかるアジャイル開発」がテーマでした。
昨年までの通常回は、グループ内で輪読してディスカッションするという形式だったのですが、今回からは、プレゼンターの方(今回は道場主の KIMURA Takao (tw_takubon) さん)が30分程度スライドを使って解説した後、グループ毎にテーマを選択してディスカッションする形式になりました。今回は、初参加の方が3(4?)名ほど居たかな。その内のひとりは、現在の私の現場の開発チームの人でした。同じ現場で問題を共有できる人が一緒に参加できたことはものすごく嬉しい。
さて、今回わたしが参加したディスカッションのテーマは次の2つです。
- 3つの真実
- 価値ある成果(ソフトウェア)を毎週届ける
どちらも参加者のコンテキスト毎の経験などを交えてディスカッションしたことで、普段の自分の現場内だけでは、出ないような意見に刺激を受け、また、気付きを得ることができました。
今回のディスカッションで使用したホワイトボードをメモがてら残しておくとします。
参加者の人が普段ガッツリWF開発をやっているということもあり、アジャイル開発との違いと、如何にして必要な要求を顧客から引き出すかについて語り合いました。顧客から価値ある要求を引き出すには、ドキュメントだけでなく、動くソフトウェアかそれに近いモノを見せるなど、できうる限りの手を尽くすべきだと…理論的には、無限の時間と予算があれば、全ての要求が固まってから開発に着手することができるかもしれない。がしかし、私達は、そんな理想的な世界には生きていない訳で、じゃどうするのが現実的なのか?限られた時間と予算でより価値の高いソフトウェアを提供するにはどうしたらいいのか?その答えのひとつがフィードバックを前提とした開発をすることなんじゃないかという話になりました。早めにフィードバックが得られる手法でやっって、開発する側と発注(評価)する側とのギャップを極力小さいうちに埋めていくのが現実解なのかなと感じました。
価値とはなんでしょうか?
誰にとっての価値でしょうか?
普遍的なものでしょうか?
答えはひとつではなく、ステークホルダー毎に価値は異なるよね?という話をしました。例えば、経営者にとってはビジネス(金を生むこと)が価値でしょうし、プロジェクト管理者にとっては計画通り開発が進んでいることにも価値があるということです。(私達のような)開発する人にとっては、早めのフィードバックを得て次のイテレーションに活かせることにも価値がある訳です。なので、普段我々が開発しているものは、いったい誰に何を提供しているのか?ということを自分の現場でも改めて考えてみることが大切なんじゃないかなと感じました。職場でもこういう風に普段の業務とは一歩距離を置いたディスカッションができると良いのになぁ…
そして、ちょうど今読んでいる本「Amazon.co.jp: Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン: Mary Lynn Manns, Linda Rising, 川口 恭伸, 木村 卓央, 高江洲 睦, 高橋 一貴, 中込 大祐, 安井 力, 山口 鉄平, 角 征典: 本」のお二方にありがたいお言葉とお名前を一筆ずついただきました。
KIMURA Takao (tw_takubon) さん、たかS (takaesu0) さん、ありがとうございます。
一筆いただいて気合も入ったことですし、こちらの本も、最近何かと停滞していた私(達)の現場を前進させるために、ぜひ活用していきたいと思います。
そんな訳で、明日からも頑張りましょうか。。。