機雷がなんだ! 全速前進!

SEというかプログラマというか、日々のエンジニア生活の中で体験したことなどを中心に書き残しています。

身近なアンチパターンについて考えたこと

普段の生活の中のふとした瞬間に、これってアンチパターンだなぁ…

って感じることが時々あります。

 

そう思った瞬間は結構印象に残るような気がするのですが、結局忘れてしまい、次に同じようなことがあったときに、同じようにまた思い出す…っていうのがよくあるので、今回はBlogに書き留めてみることにしました。

 

今回感じたのは、自己犠牲パターンとでも言いましょうか、とにかく皆のために自分を犠牲にして頑張ってしまうパターンです。責任感の強い人に、そういう傾向が強いような気がします。自分が犠牲になることで、目標が達成されるのならば、それで良いじゃないかという、一見美しく素敵な考えにも思えます。ですが、私はこれは、良くない(というかキライな)考え方だと思っています。

 

緊急時だけならともかく、それが常態になってしまうと、その人は、常に自分の犠牲を前提にして行動するようになります。いろいろと面倒なことは、何だかんだ言っても最終的に自分が我慢すれば済むんだから…と。自分が犠牲になることを前提にして行動するため、負担は増えていきます。それでも頑張って増えた期待に応えようとします。しばらくは、なんとかこなせています。周囲から信頼され頼りにされ、しばらくはとても気持ち良くなります。

 

ですが、これって持続可能でしょうか?

このままうまくやり続けられるでしょうか?

 

負担が増えても、個人でできる作業の量には限界があります。もちろん、慣れや成長によって、効率は上がることもありますが、増え続ける負担にいつか追いつけなくなります。結果、品質が低下(ミスが増える)していきます。ですが、忙しいので、その時はそれには殆ど気付きません。さらに悪いのは、品質が低下したことで、さらに余分な作業が増えていきます。しかし、忙しいので、発生した問題に対して、場当たり的な対応をする時間しかありません。常に忙しくてなかなか休めないので、疲労やストレスも蓄積していきます。心身共に疲弊していきます。そして、失敗した時は、自分が頑張った分、より多くのダメージを個人で被ることになり、場合によっては、一気に心が折れかねません。

 

個人の心にはトラウマとなって残り、次の挑戦への芽が失われます。
結果、チームや組織に停滞をもたらします。

 

よく、人生がマラソンに例えられますが、まさにその通りだと思うのです。もちろん、ある瞬間をペースも考えずとにかく全力で突っ走ることが必要な時期があるのも否定はしません。ただ、それは一時的なものと考えます。私達は、チームで力を合わせて、なるべく継続的にアウトプットを出し続けられるようなペースや仕組みを自分たちで考え、作っていく必要があると思うのです。

 

そのためには、自己犠牲パターンは、私はアンチパターンだと考えます。

 

同じ目的に向かう仲間と互いに補い合える関係を普段から築いておくこと。そして、アイデアや計画、行動に対して常にレビューがかかるような状態で、挑戦し、成功も失敗も個人でなくチームで受け止めて、次への糧にすることこそ、継続的にアウトプットを出し続けるためのひとつの手段だと思います。

 

イマイチまとまってませんが、そんなことを考えた今日この頃でした。