機雷がなんだ! 全速前進!

SEというかプログラマというか、日々のエンジニア生活の中で体験したことなどを中心に書き残しています。

[2020/05/15(金)]アジャイル・ディスカッション!!オンライン へ参加してきました

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新型コロナウイルスによる自粛生活が始まってから集合形式の勉強会は殆どがキャンセルされ、久しく社外勉強会に参加していませでしたが、最近ではオンライン形式の勉強会も増えてきました。これまで何度が参加させてもらったアジャイル・ディスカッション勉強会も遂にオンラインで開催されるということで参加してきました。

そもそもオンラインで大人数のディスカッションなんてできるのか?など一体どんな雰囲気になるのか想像もつきませんでしたが、うまくツールを活用してオンラインのディスカッションを実現していました。

 

利用したツール

オンライン勉強会では以下のツールを活用しました。

Discord

テキスト・音声どちらも使えるチャットツールです。

Mural

特に付箋に特化したオンラインホワイトボードです。


オンラインディスカッションの進め方

オンライン勉強会は、OST(オープン・スペース・テクノロジー)形式で進められました。OSTでは、その場に居る人達が議論したい内容を持ち寄って、自分達でディスカッションしたいテーマを決定します。1つのOSTの中でテーマは複数あり、テーマごとに同時並行でディスカッションを進めます。どのテーマのディスカッションに参加するかは自由に選択できます。具体的な進め方は、実際にディスカッションのテーマ出しをする前に、Mural上に用意されたアウトラインのスライドに沿ってDiscordボイスチャットで説明してくれました。運営の方、事前準備どうもありがとうございました。

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Discordには、ディスカッション用の部屋が複数用意されていました。参加者が出し合ったディスカッションテーマを部屋ごとにひとつ割り当てて、前半/後半の2つのタイムボックスでそれぞれディスカッションしました。

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ディスカッションへの参加度合いは人それぞれ自由で、積極的に話すファシリ役から聞き役まで様々で、ディスカッション前の説明ではOSTへ参加する役割について次のように説明されました。

3つの役割

  • Bird(さえずる鳥🐦):トピックを決めて議論をファシリテートする人
  • Bee(群がる蜂🐝):トピックに群がり議論を前に進め、建設的な提案をする人
  • Butterfly(飛び回る蝶🦋):複数のトピックを回りながら、他家受粉を促す人

私はテレワークをもっとカイゼンしたかったので「オンラインでのふりかえり方法」や「オンラインでの困り事」のディスカッションに参加させてもらいました。テレワークが始まって以来、社外の人とSNSなどで情報交換したことはありましたが、口頭で議論するのは初めてだったので良い情報交換ができました。

 

まとめ

Discordを初めて使用したのですが、多人数(30人弱)で利用しても遅延を感じることもなく全体をとおして通話品質が良いなという印象でした。初めての利用でしたが、ワンクリックでの部屋移動など、操作も簡単でした。オンライン勉強会でも結構やれるな、と思った反面、話し手(※特にメインスピーカ)の顔が見えないので、音声以外の情報(表情や仕草など)から雰囲気や感情を感じ取れないのは辛いな、とも思いました。今度Discordのカメラ機能を使ってカイゼンできないか試してみたいところです。

 

総合的にみて オンライン勉強会いいな! という感想を持ちました。今まで私が参加してきた対面形式の勉強会は自宅から遠いことが多かったので、終電や長時間の移動を気にせず参加できるオンライン勉強会は神です。今までのような対面形式の勉強会と比べて不便はありますが、メリットも大きいと感じました。オンライン勉強会が定着して、その不便もカイゼンされていけば、いつでもどこからでも世界中の勉強会に参加できますね。今後のオンライン勉強会の進化に大いに期待したいところです。